第1回野球講座守備編・ランナーなし

No runner 野球のルールと戦術

野球の守備について理解を深めるために、まずは基本的な守備シフトやポジショニングについて説明します。今回はランナーなしの状況について詳しく見ていきます。

ランナーなしの守備シフト

ランナーがいない場合の守備は、基本的にバッターに対して勝負を仕掛ける形になります。この場合、バッターに合わせたシフトが必要です。シフトとは、守備位置を調整することです。例えば、左バッターの場合はライト方向に、右バッターの場合はレフト方向に寄るといったポジショニングが一般的です。

バッターの打順に応じた守備

バッターの打順が上位打線の場合、外野手は少し深めに守ることが求められます。逆に、下位打線や体の小さい子どもがバッターの場合は、前目に守る必要があります。ただし、体が小さい子どもでも前の打席で大きな当たりを打っている場合は、それを考慮してポジショニングを行うことが重要です。

内野手の役割とポジショニング

セーフティバントの警戒

内野手は、特に1番や2番バッター、下位打線のバッターがセーフティバントを試みる可能性が高いため、これを警戒する必要があります。ファーストとサードは、このセーフティバントを警戒し、前進守備を敷くことが求められます。サードが深く守っている場合、バントをされるとセーフになってしまう可能性があるため、バントシフトも考慮に入れた守備位置を取る必要があります。

バント処理の連携

一塁側にセーフティバントされた場合、誰が取りに行くのかを決めておくことが重要です。ピッチャーが取りに行ってファーストに投げるのか、ファーストが取りに行ってセカンドがカバーに入るのか、ピッチャーがカバーに入るのかを事前に確認しておくことが必要です。これらの連携がスムーズに行われることで、相手のバントを防ぐことができます。

各ポジションの具体的な役割

ファースト

ファーストは基本的に一塁への送球を受ける役割が多いです。そのため、送球が逸れた場合に備えて、ボールをしっかりと補給する技術が求められます。

セカンド

セカンドはセカンドゴロやフライの処理をする役割があります。また、バントがあった際や1, 2塁間のギリギリの打球をファーストが取った場合にカバーに入ることがあります。

サード

サードはバントに対するプレッシャーをかける役割があります。また、強い打球が飛んできやすいため、その処理と一塁への送球が主な仕事となります。

ショート

ショートは主に打球の処理を行い、アウトを取ることがメインの仕事です。しっかりと打球を処理し、確実にアウトを取ることが求められます。

外野手の役割とフォーメーション

中継プレー

外野手はライトよりのセンターやライトに飛んだ打球にはセカンドが中継に入ります。レフトよりのセンターやレフトに飛んだ打球にはショートが中継に入ります。このように、中継プレーをスムーズに行うことで、ランナーの進塁を防ぐことができます。

外野フライの処理

外野フライの場合、ランナーがいないので、まずは確実に取ることが最優先です。どんな体勢でもボールを確実に取ることが一番重要です。もし外野にゴロが転がってきた場合、まずは確実にボールを止め、二塁への進塁を防ぐことがポイントです。

頭を越える打球への対応

外野の頭を越えるような打球や外野の間を抜ける打球については、中継にセカンドやショートが走ります。ボールをキャッチして速やかにカットまで投げることが重要です。これにより、二塁で止めることができ、被害を最小限に抑えることができます。

内野ゴロ時の外野手の動き

内野ゴロの場合、内野手がエラーした際に外野手がカバーに入ることが重要です。例えば、ファーストやセカンドがエラーした場合、ライトは少し前に詰めてカバーに入ります。これにより、余計な進塁を防ぐことができます。

試合と練習での応用

フォーメーションやポジショニング、自分の役割を頭に入れておくことで、試合や練習での動きがスムーズになります。これを理解して試合に臨むことが大切です。練習でもフォーメーションを意識した練習を行うことが重要です。

まとめ

今回はノーアウト、1アウト、2アウトのランナーなしの場合の守備について詳しくお話しました。これからも様々なフォーメーションについてお話していきますので、ぜひ参考にして、野球の知識を高めてください。最後までご覧いただきありがとうございました。また次の動画や記事でお会いしましょう。

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